実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

2018年の「ファイトクラブ」情報

 2018年のファイトクラブ情報。アマゾンから廉価版(Blu-ray/DVD)が今月(2018年3月)に発売するようだ。 

  

  おそらく、そのまんまの廉価版だと思われるが、Amazonビデオ購入するか円盤買うかだったら、円盤の方が良いんじゃないですかね。スマホタブレットで観たければ別だけど。ちなみにファイトクラブを見放題で配信しているネット動画サイトって今はNetflixくらいしかなさそう(他は配信していないか、数百円の個別課金で見れるタイプ)。

 

 あと今回見つけたファイトクラブ関連の発売予定商品。 

Fight Club: A BBC Radio 4 drama

Fight Club: A BBC Radio 4 drama

 

  おおおっ!?

 詳細はよく分からないですが、ラジオドラマのようです。最初はオーディオブックかな? と思ったんですが、どうやら違うみたい。まだファイトクラブ関連の新商品が出るとは喜ばしいことですね。リスニング力はほとんどないですが、とりあえずポチっておきました。

 

2018年2月に観た映画

2月(3作)

  1. 「スリービルボード

    ippaihaten.hatenablog.com

  2. 「ベイビードライバー」

    ippaihaten.hatenablog.com

  3. 「東京喰種」

    ippaihaten.hatenablog.com

     

 

 今月の映画が少なめなのは2月に公開した「スリービルボード」が超絶傑作で、しばらくの間、他の映画を観る気にならなかったからです。 

 

 

映画「銀魂」を観た。

 観た。監督は「変態仮面」なんかを手掛けた福田雄一監督。ほとんど映画出ていない印象の堂本剛が高杉役という配役も話題になってた記憶。

銀魂 [DVD]

 基本ストーリーは紅桜篇の実写化で、オープニングと所々にギャグパートがある感じ。キャストは神楽役の橋本環奈とまた子役の菜々緒がとても良かった。二人とも美人でギャグも躊躇いなくこなすから最高ですね。

 この監督の映画作品は「変態仮面」2作と「女子ーズ」、あとドラマでは「アオイホノオ」あたりは観た覚えがある。作風は大体同じで、ムロツヨシや佐藤二郎の舞台演劇っぽいアドリブ風ギャグシーンが特徴(?)で、今回の映画でも健在。ストーリー進行をひとまず脇に置いてのグダグダ感が合わない人は合わないとは思う。

 キャストと監督、 実写版の見所はその二つくらいだと思う。あと刀鍛冶の兄の語りがうるさかった(原作通りと言えば原作通り)、解説もうるさいし、最終的にはモノローグでもうるさかったので、そこまで行くと面白くなってきた。

  紅桜篇をストーリーとして楽しみたいならアニメ劇場版の方がオススメかなあ。 

銀魂

銀魂

 

   

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇
 

 

 

 

映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」を観た。

 とても良い映画で、同時に愛すべきボンクラ映画だった。

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ [Blu-ray]

 この映画自体はイタリア映画だけど、タイトルにも入っている「鋼鉄ジーグ」とは日本の昔のロボットアニメ。国内放送終了後にイタリアでも放送されていて、向こうでの認知度と人気は抜群らしい。

 これはヒーローの映画ではなく、ヒーローになるまでの映画だ。その意味はこの映画を最後まで観たら分かる。主人公のエンツォは小悪党のチンピラで、ケチな窃盗で小銭を得て、ほぼ唯一の楽しみはポルノを見ながらヨーグルトを食べるような生活。そんな主人公はある日、偶然にも「力」を手に入れる。ビルから落ちても死なない頑丈さと怪力だ。

 そんな力を手に入れても小悪党なので、ATMを盗んだり基本的には自分のためにしか使わない。そんなエンツォの前に現れるのが鋼鉄ジーグの熱狂的なファンのヒロインで、主人公の「力」を目撃して、鋼鉄ジーグの主人公(司馬宙・シバヒロシ)と重ね合わせて、主人公のエンツォ「ヒロ」と呼び、何度も何度も「正義のために力を使うのよ、鋼鉄ジーグみたいに!」とことあるごとにエンツォに言い聞かせていく。そんな中で、エンツォが暴走したり間違えたりしながら、自分に宿った力を正しく、あるいは誰かのために使おうと変化していく流れはひとつの成長譚としても面白い。

  ヒロインのエピソードとか、さらっとヘビーな展開も入ってくるので、万人向けとは言い難いですが、それだけにボンクラだけどまっすぐなメッセージ性がストレートに伝わってくるのがいい。ヒロインの語る言葉が声にならない叫びだと分かる展開も、終盤でエンツォが名乗るシーンとか、ヒーローものとか好きな人には間違いなくオススメできる。

 あと敵の造形も良くて(ザ・悪役な顔立ちも含めて)、地元のギャングのボスっぽい奴で、序盤から中盤にかけては主人公と同じく何者にもなれない、鏡写しのような存在として描かれているんだけど、最終的には主人公とは決定的に違ってしまう描写もとても良い。

 全体的には、押さえるべき要素はきっちり押さえられた王道展開で燃えるヒーロー映画であり、自分好みのボンクラ映画であったので大満足。

  

 

 この映画を観ていて連想した過去映画。こっちも観てない人はオススメですよ。 

アンブレイカブル [Blu-ray]

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