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実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

岩波ジュニア新書のススメ

 新書を読む社会人・学生って割と多いと思うけど(少なくとも小説よりかは)、岩波ジュニア新書を知っている人はそんなにいないのではと思う。amazon等のネット書店ならともかく、普通の書店では新書コーナーにないことが多いからだ。ジュニアと銘打ってあるので、講談社青い鳥文庫とかの並びや中高参考書コーナーなんかに隣接して置かれていることが多いので、結構見落としがちだ。

 レーベルとしては一応ジュニアと銘打ってあるのだが、内容は意外と大人向けだったりする。大人向けと言うか、読者の年代と読まれる時代を問わず、読むに耐えうる内容という意味。ちょっと○○について勉強してみようかなという初学者にとっては最適の一冊になるだろうと思う。まあ何より、読みやすいのが大きい。

 自分も全冊読んだわけではないけど、今まで読んだ中で良かった3冊を挙げておく。

語源でふやそう英単語 (岩波ジュニア新書)

語源でふやそう英単語 (岩波ジュニア新書)

 内容はタイトル通り。「時・場所に関する語根」などの大きいテーマごとに章立てされていて、その章中で「時」「土地」のような小テーマごとに英単語が約5単語程度まとめられている。単語数が少なめで似たような意味の単語なので一つ一つの小テーマ自体はスルスルと読めて頭に入ってくるし、大テーマの最後には確認小テストがついているのは嬉しい。この本に収録されている単語数は読んでいる実感よりもきっと多いのだけど、単語は意外と頭に残っている。そんな密度が心地よい良書。

漢文の読みかた (岩波ジュニア新書)

漢文の読みかた (岩波ジュニア新書)

 漢文の読み方の基本を「初歩の散文」「中級の散文」「詩を読む」の3ステップで学べる。「初歩の散文」で高校の授業でやるような基本的な読み方を確認して、「中級の散文」「詩を読む」で語彙を増やしつつ慣らして読んでいく感じ。個人的には初歩と中級でも十分かなと思ったりもした。自分が漢詩にあまり興味ないだけですが。

 

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)

 ヨーロッパ思想の主要部を体系的に押さえている良書。岩波文庫の青背本を片っ端から読むよりも効率的である。この本は高校生くらいの時に知っておきたかったなと思う。その時の自分に理解できていたかは分からないけど。それくらい内容がしっかりしている。これでどこかの思想に興味持ったら青背本か何かでその著作でも読んでみるといいかもしれない。