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実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

錯綜する視点。映画「トリプル9 裏切りのコード」を観た。

  予告編はどこかで観ていて、面白そうだなあと思っていたら、いつの間にか上映していて、いつの間にかソフト化していたので、レンタルして観た。

  一時期ハマっていた海外ドラマ「ブレイキングバッド」でジェシー役を演じたアーロン・ポールも出ているのが個人的にはポイント。 

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  感想。ゴチャゴチャし過ぎて話が分かり辛い。ストーリーもキャラもちょっと焦点がブレて散漫な印象。最近の映画の感想はいつも同じこと言ってる気がするが(笑) まず設定は良い。元軍人や悪徳警官で構成された強盗団、その雇い主であるロシアンマフィア(正確にはロシア系イスラエル人のコーシャーマフィア)、地元のメキシカンマフィア、事件を追う刑事も絡んでのサスペンスアクションはかなり好み。ただ、組織と人間関係が錯綜し過ぎていて、分かりにくかったのは残念。プロット的には強盗団のメンバーの一人である悪徳警官が主人公だと思うんだけど、事件を追う正義の警察側の視点も頻繁に切り替わってくるので、どっちに感情移入したらいいんだ、コレ? となる。

 これは自分だけかもしれないが、強盗団に黒人が2人いるんだけど、特徴があまり際立っていないので途中から混同してよく分からなくなってしまった。

 基本的には強盗団と警察とロシアンマフィアの三つ巴なんだけど、それぞれの組織・キャラ造形は良くて、特にロシアンマフィアの女ボスが最高に良い。BLACK LAGOONバラライカみたいで。あとメキシカンマフィアの全身刺青もインパクト大で良い。

 あとタイトルにもなったトリプル9(警察の中では最高レベルの緊急コード)だけど、期待していた割にはかなりパンチが弱かった。「あれを使うか」→「そうしよう」みたいな感じで閃いて実行してたけど、間に「あれをやるとなると犠牲が大きい・・・」みたいな葛藤がないから、カタルシスがあまりない。

 一言で言えば、登場人物が多過ぎるのと、多いのは良いんだけどそいつらが序盤から中盤にかけてバンバン死なないので、ちょっと映画に入り込めなかったのが難点(自分のキャラ認識・識別能力は棚に上げつつ)。  

 

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