実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

カントリーロードは神曲。映画「キングスマン2 ゴールデンサークル」を観た。

 2018年映画初めの映画としては申し分ない作品。

映画 キングスマン : ゴールデン サークル ポスター 42x30cm Kingsman: The Golden Circle コリン・ファース マーク・ストロング タロン・エガートン チャニング・テイタム ハル・ベリー [並行輸入品]

 前作も最高に面白かったので、今作も結構期待してたんですが、上の画像のように舞台をアメリカ(カウボーイ)に移しつつそれに応えてくれる傑作でした。

 序盤からハイテンションのカー&ギミックアクションで度肝を抜かれつつ、前作の登場人物をダイナミックに清算しつつ、瞬間的にキングスマンを壊滅させたりしながら、アメリカの支部組織「ステイツマン」と共に、新たな敵と戦うという王道展開。アメリカ版マリーンであるジンジャーエールが褐色知的美人すぎて良いし、何故かエルトン・ジョンもゲイネタを繰り出しつつ活躍しているぞ!・・・本当に何なんだ(笑)

 割と展開は雑なんだけど、そういう細かい話はいらないでしょ、この映画に来た君らは? という感じでざっくり切り捨てているのは好感。また今回の敵も前作に劣らずクレイジーで最高に良い。前作も今作も人間嫌いの潔癖症みたいな性格なのが面白いし、倫理的にはともかく敵なりの正義で世界を良くしようとしているとする感じるレベルのクレイジーさがよろしい。今回の敵は麻薬王なんだけど、一周回ってドラッグ・ダメゼッタイというポリシーすら感じる。あと今回もハンバーガーネタがあって大満足。悪役にとっての最高のもてなしはハンバーガーに限る。

 そして、この映画でカントリーロード神曲となり、カントリーロードで脳裏に浮かぶ映画が「耳をすませば」から「キングスマンGC(ゴールデンサークル)」へと更新されてしまった。 キングスマンのスーツを乱れさせないアクションや遊び心しかない変な道具ギミックも前作に負けず劣らずカッコいいので、前作楽しめた人は確実にオススメな作品。