実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

骨太でシンプルな娯楽映画、それだけでいい。映画「バーフバリ2 王の凱旋」を観た。

 バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ! ということでバーフバリの後編映画を観た。

バーフバリ2 王の凱旋(字幕版)

 

 前編の感想はこちらから。 話の筋自体はシンプルなので、後編から観ても、そんなに混乱はないように思う。

ippaihaten.hatenablog.com

 

 前編である伝説誕生と合わせて、回想シーンの圧倒的長さ。だが最高に面白い。英雄の物語(叙事詩)であり、神話でもある、三代の王の物語が堂々の完結。

 ちょっと話の構成について触れておくと、前編の「伝説誕生」では主人公のエピソード→父親のエピソード(回想)で構成されていて、後編にあたる本作「王の凱旋」では祖母シヴァガミのエピソード(回想)→父親のエピソード(回想)→主人公のエピソード、という構成になっている。ちなみに父親と主人公は同じ人が演じているので、パッと見では同一人物に見えるが、そのうち見分けがつくし、見分けがつかなくても問題ない。

 全体的に、登場人物の感情量が多くて観ているだけで楽しい。表情から溢れる感情の多さ。あとベタなカメラワーク(驚いた時は、カメラが顔にズームしたり)が本当に良い!  前作でも大活躍していた面白兵器(人を刈り取る戦車)が地味にパワーアップしていたり、シヴァガミが色々な方面から煽られていたり、女系社会という感じ。あと、バーフバリが矢を三本同時に放つシーンとか、兵士がバーフバリの奇策で盾弾丸となって城を攻めていくシーンは、最高に好き。

  前作と合わせると尺は結構長いんだけど、それを忘れてしまう展開と内容で面白い。冒頭の回想で出てきた火壺のシーンが、終盤にも生かされていて面白い。突然チュートリアルミニゲームが始まったみたいな印象だったけど(笑)

 予告編とかでこの映画のメイン(と感じたシーン)がほとんど使われてないんだけど、それでも圧倒的に面白そうに仕上がって見えるということは、期待していいと思う。


「バーフバリ 王の凱旋」特報

 

 頭を空っぽにして観れるし、そうやって観た方が楽しめる。そして観終わったら、バーフバリ! バーフバリ! って言いたくなる、そんな映画でした。オススメ。

 

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