2019年3月に観た映画
3月(1作)
- 「PRINCE OF LEGEND 劇場版」
ジェシカ・チャスティンを観賞するための映画。映画「モリーズゲーム」を観た。
ジェシカ・チャスティン主演。実話(実在の人物の書いた自伝)を元にした映画らしい。
ポーカールームを運営する女経営者が主人公の話なんですが、数奇な人生の自伝映画という趣きで、ジェシカ・チャステインは、こういう虚無的な何かを抱えている役にハマるタイプの女優だなあと思う。
完全に設定(あらすじ)とジェシカ・チャスティンで成立させている映画で、全体的に盛り上がりのシーンもなく、ストーリーとして面白いかというと微妙。終盤の父親とのやり取りとかも御都合主義で上滑りしているというか、自伝が原作の映画なんだよなあと再認識させてくれる。ただ、あらすじで興味を引いて、ジェシカ・チャスティンの色気でなんとなく満足させるという意味では、映画としては完全に正しいとは思う。
あと、この最大の映画の見所と言っても良いのかは分からないけど、おっぱいの無駄遣いというくらい、とにかくジェシカ・チャスティンが色々な衣装で立ち振る舞う。個人的には、最初に弁護士に会いに来た時の服装(↑の画像の服装)が最高に良く、特に服の質感が最高に良くて「好(ハオ)」という感情が芽生えた。
実話ベースのアメリカ映画はBlackBerry出てくる率が高いという仮説がある。少なくともアメリカではiPhone台頭前の一時代は築いているので、その時代を描写しようとするとよく出てくる気がする。
映画の中では3台の機種が出てきていて、最初はBlackBerry6510(ブラック)を使っている。この機種はたぶん2003年にリリースされているし、作中でメール文面が映るんだけど日付が2003年なので間違いないと思う。
そして途中からBlackBerry6230(ブルー)が加わって2台持ちになる。こちらの機種も2003年リリースで、まだカラーディスプレイじゃない時代。
BlackBerry6510(ブラック) BlackBerry6230(ブルー)
その後(作中では10年後の2013年)、BlackBerry6230(ブルー)とBlackBerry Curve 8300(シルバー)の2台持ちになっている。Curve 8300は2007年頃にリリース。6230と合わせて、この機種が実際にどれだけ人気あったかは分からないけど、映画の中では長く愛用されているっぽい。
BlackBerry Curve 8300
コメディ版ブレイキングバッド。映画「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」を観た。
去年、単館上映していて気になっていたのをようやく観れた。イタリア版「ブレイキングバッド」な映画。
面白かった! 研究職を追われたワープアな教授たちが「合法的な」ドラッグを作って荒稼ぎしようとする・・・というのが基本のあらすじなんですが、基本的にはコメディ映画で楽しく観れるんですが、その中にも社会風刺が感じられてとても良かった。自分が超好きな「ブレイキングバッド」が一人の人間の人生とコンプレックスに焦点を当てたドラマならば、この映画は今の社会の制度・システムに焦点を当てたコメディ。
少し話は変わるんですが、大学批判の決まり文句のひとつに「社会に役立つことをやれ」というのがあるじゃないですか。象牙の塔に籠って、自分しか分からない研究を止めろ、平たく言えば金を稼げ、あるいは税金で研究しているんだから社会に還元しろ、みたいな感じの。
それに対して「おうおう、分かりやすく社会に還元したろうやないかい(※ただし方法や手段や善悪は問わない)」という、あらゆる学問を実用的に応用するとこうなるぜという思考反論は、この映画のテーマのひとつでもあると同時に、教授たちが訳の分からない小競り合いをしたり、話がしょーもない質問でグダグダになったり、やっぱりボンクラな教授も悪いなこれは、という批判性もあって、その辺りの匙加減もコメディとしてとても上手く感じた。作中で主人公の研究が主人公本人しか意味と意義が分からない、という描かれ方をされていたりとか。
あと、職を追われた教授たちの専攻が神経科学、ラテン語(古典)、マクロ経済、考古学、文化人類学・・・というラインナップなんですが、深い意味があるのかまでは分からない(笑) 主人公たちを目の敵にするマフィアのボスとの終盤のやり取りも結構好き。この映画は実は3部作モノなので、続きを早く観たい。
2019年2月に観た映画
2月(13作)
- 「SPL 狼たちの処刑台」
- 「モリのいる場所」
- 「殺人者の記憶法 新しい記憶」
- 「銀魂2 掟は破るためにこそある」
- 「ローライフ」
- 「モリーズゲーム」
- 「黒崎くんの言いなりになんてならない」
- 「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」
- 「マンハント」
- 「ダンガル きっと、つよくなる」
- 「いつだってやめられる2 10人の怒れる教授」
- 「いつだってやめられる3 闘う名誉教授たち」
- 「恋は雨上がりのように」