実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

ライブアライブ⑦幕末編

 ようやくラストの幕末編。実は一番楽しみにしていたシナリオで、一番自由度が高い人気シナリオだと思う。やり込み度は★★★★。

 リメイク版初見0人斬りはストレス溜まりそうで面白くないので、今回は100人斬りを目標にした。可能な限り斬っていくスタイルでプレイした結果、98人斬りだった。2人は合言葉に成功してしまったので・・・見なし100人斬りということで容赦願いたい。

 まずリメイクポイントはマップが立体的になっていて良かった。ダッシュはなくなっていたので高速回避&移動はできなかった。まあ100人斬りだと関係ないけど。

 魔神竜之介と岩間様も倒す気だったので、人魂狩りは実行して最終的にはLV16くらいまで上がったので忍法矢車草も覚えた。まあほぼ夢幻蝶とカマイタチ使えれば無問題だったけど。アイテムも印籠以外は取れてたと思う。

 そんな訳で魔神竜之介と岩間様も撃破。岩間様は昔と同じく足袋でダメージ軽減しつつ影一文字連打。あと一撃という所で石化してしまったので損した気分。竜之介もまあ何回か死んで倒した。リメイク版は行動ゲージとボスの残りHP見えるのが本当に助かった。あとアイテムはケチらず使うのが大事。

 幕末編は何気なく死にまくっている。商人のワイロでも死んだし、忍にも殺されたし、カラクリの自爆でも死んだ。これは行動ゲージによって敵の行動スピードとルーチン精度がSFC版よりも上がっているからだと思われる。幕末編では複数に囲まれると回復する間もなく死ぬので、回復アイテムが使える時は使った方がいい。

 ラスボスは最強装備で遠距離からカマイタチしかしていないので一番弱かった。

 全体的に時間もかかったし、満足度が高いシナリオだった。次はついに中世編。

 

ライブアライブ⑥西部編

 セミファイナルは西部編。まあ幕末編は最初か最後になるのは自分にとってはいつものこと。やり込み度は★★★★。

 これもリメイクが細部の演出を補強していて良い感じだった。西部の町とか荒野のマッドマックス感とかがムービーで演出されていて良い。

 あとリメイク版はシステム的に親切になっているので、アイテムの場所が光っているので時間ロスがかなり少なく済むし、落ち着いてトラップを設置できるので難易度は低くなったと思う。逆にバトルシステムが再調整された結果、ボス戦での部下全員殺し(要するにノートラップ)の難易度が上がっているような気がする(未挑戦)。

 最終的には何かの取り忘れか設置忘れか、部下は2人残った。SFC時代も何だかんだで一人は残っていた気がする。なのでやり込み度は星4つにした。あとはアニーのシミーズ(リメイク版では日記)でビンタ発動させたりくらいか。

 ボス戦の感想。ガトリングの射程が増えてるううう!? なので初見と2回目は普通に死んだ。まあキッドは相変わらず弱くて、マッドのサイドワインダー命という感じで介護プレイしてたのはリメイクでも変わらなかった。キッド縛りとかでクリアも面白そうだが、ストレスが溜まりそう。

 でも西部編のバトルはかなり好きで、互いに銃を武器にしてるが故の射程の長さと、自分が当てられる間合いは相手も当てられる間合いという思想は超好き。なのでマッドとの決闘はキッドの弱さにヒイヒイしながら闘うのは緊張感がある。あ、ちなみにマッドは生かすルートにいつもしている。さあ次はラストの幕末編だ。

 

ライブアライブ⑤近未来編

 次は個人的に期待を高めていた近未来編。なんてったってブリキ大王だから! オープニング曲があるし、ロボットものでキャラデザが島本和彦という今も昔も最高の布陣と言えるシナリオ。やり込み度は★★★★★。やり込み要素は少ないが、やり込める部分は全部やったという意味で。

 全体的にリメイクの良さが光るシナリオだった。本筋は変わらないし変えられないが、細部を上手くリメイクで生かしている印象。まずはオープニング曲にボーカルがついている! そしてオープニングムービーの演出も良い感じに補強されている。やはりブリキ大王の演出に全力を注いでいて、巨大感や重厚さの演出が良くて(オリジナルのSFC版のブリキのロボットという感じのチープ感も悪くなかったけど)、今までのシナリオの中で一番リメイクの良さが出ていると思う。

 当時は意識していなかったけど、漫画「アオイホノオ」で庵野監督との愛憎を知った上で見ると、敵側の「液体人間」という思想はまんまエヴァの「Air/まごころを君に」というか旧・人類補完計画じゃん! ってなるし、それを否定する側の主人公たち(アキラと、なあ、そうだろ松!)という島本和彦からのアンサーという構図として読めるので熱い。

 やり込み要素は小イベント発生(妙子のパンチとか便所ワープ)とタロイモの武器コンプリートくらい。改造の閃きもテンポよくなっているのでストレスなくいける。

ライブアライブ④SF編

 少し箸休めにSF編。基本的に一本道のシナリオで、やり込み要素は★★★。

 まずはベヒーモスが格のあるサイズになっていて迫力がありカッコいい! 基本はお使いゲーなのでやり込み要素は薄い。ミニゲームの「キャプテン・スクエア」は未クリアで、各死にパターン経験して、船員評価を見に行ったくらい。

 なんか演出の変なタイミングがあったのはマイナス。伍長とベヒーモスの所とか。緊迫感が薄れてしまったのは残念。

 あと説明ちゃんと見てなかったせいなんだけど、リメイクはダッシュがないのか。なのでキューブは何度か放水されて死んだ。Bダッシュ自体が死語か。

 オリジナルをプレイ時はこのSF編のキャラデザの漫画家だけ「誰?」とピンと来てなかったんだけど、今プレイしたら「ああ、『ミステリと言う勿れ』の人か!」と約30年越しの得心。そう考えるとシナリオ内の台詞回しとかあの漫画のビジュアルで脳内再生され、そりゃあギスギスするよなあと船内の人間関係に説得力とコクが少し出て良かった。良かった?