実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

ロシアに隕石

 最初はロシアすげーなーと思ったニュースでしたが、後に発表された情報では負傷者1000人越えというから、割と規模のでかい話。隕石が当たる確率なんて考えたこともないけど、意外と当たるものなのだなあと妙な所で感心してしまう。そんな感じにニュース記事をいくつか読んでたら、NASAの研究者が「隕石は小惑星の軌道とは反対の方向から飛んできた。全く関係のない出来事だが、重なって起きるとはなんという偶然だ」というコメントを見て、不意にあるミステリーを思い出した。アルセーヌ・ルパンがある事件の真相を「おそろしい偶然だ」と言っている長編作品だ。

二つの微笑をもつ女 (アルセーヌ・ルパン全集 (21))

二つの微笑をもつ女 (アルセーヌ・ルパン全集 (21))

 ルパンシリーズとしてはともかく、ミステリーとしてはイマイチ。ただそのトリック(真相?)の斬新さから、ミステリー好きでは割と有名なネタ作品である。読んでいる人は少ないだろうけど。ここまで書いたら勘のいい人も悪い人もわかるだろうけれど。

 そういえば去年、ルパンシリーズの完結作が発売されてたなあ(話をそらす)。

 

 あ、あと他に隕石が出てくるミステリをもう一つ思い出した。こっちは犯人ではないけれど。

奇跡島の不思議 (角川文庫)

奇跡島の不思議 (角川文庫)

 

 両方読んで、隕石が出てくるミステリは作品としてイマイチということを思った。