実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

「ファイトクラブ」と「ソーシャル・ネットワーク」

 監督は同じデビッド・フィンチャーで、両作品には約10年の間隔がある。

 個人的には「ファイトクラブ」で描かれていたコミュニティが「ソーシャル・ネットワーク」では打倒すべき権力やコミュニティとして描かれているように感じられて、両作の比較はとても興味深いと思っている。近いうちに考えをまとめたいなあ、と思ったのが公開されたばかりの「ソーシャル~」を観ていた時だったから、かなりの時間が過ぎてしまった。そんなこんなしているうちに「ソーシャル・ネットワーク」も瓦解してきたような気がしなくもない。では「ファイトクラブ」を冷笑してみせた「ソーシャル・ネットワーク」の先とは何だろうか、ということをたまに考える。

 SNSで喩えればmixiFacebook→??? って感じなんだよな。