実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

たまに観たくなる映画「ストリート・オブ・ファイヤー」

  ワンシーンのみが好き過ぎて、思い出したように繰り返して観てしまう映画というのはあって、そのひとつが「ストリート・オブ・ファイヤー」(1984年)だ。

ストリート・オブ・ファイヤー [DVD]

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  映画の話をしていても周りではあまり話題にも上がらないし、自分も好きな映画の話題として挙げることは少ないけど、ロマンス&バイオレンス(だが誰も死なない)のバランスが絶妙で、隠れた良作だと思っている。

 全体として良作なんだけど、やっぱり名曲「Tonight Is What It Means To Be Young」が流れる(ヒロインが歌い上げる)ラストシーンが最高なのだ。ベスト映画としては弱いけど、映画の中でベストシーン挙げろと言われたら確実に挙げる映画ですね。

 

 曲は↓からどうぞ。うまく編集してあって、映画のあらすじもなんとなく分かるようになっています。


Tonight Is What It Means To Be Young [Official Music ...

 

あらすじは一言で言えば「元カノ(歌手)のピンチを助けに行く根無し草の男の話」なんですが、ラストシーンの男と元カノのやり取りを経ての、女のライブシーンが始まるシーンは本当に最高で、このシーンだけ繰り返し観てしまう。

 ヒロインが客席のどこかにいる元カレに対して自分の気持ちを込めながら「Tonight Is What It Means To Be Young」(歌詞の意味はぜひ映画で確認してほしい)を歌い、男と女の視線が一瞬だけ交錯して・・・というヒロインの感情の動き(表情)が素晴らしいのです。レンタル屋には必ずあるだろうし、DVDも名作セレクション1500円みたいなのに入っているので観るチャンスはいくらでもあると思うので、是非どうぞ。

 ※何故かBlu-ray化はされていないのでDVDのみ。安価版以外は後述の理由でプレミアがついている。

ストリート・オブ・ファイヤー [DVD]

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 ※ちなみに「Tonight Is What It Means To Be Young」の邦題は「今夜は青春」。うーん、ダサいのかダサくないのか、なんとも言えない語感だ。

ストリート・オブ・ファイヤー ― オリジナル・サウンドトラック

ストリート・オブ・ファイヤー ― オリジナル・サウンドトラック

 

※プレミアついてしまっているが、ユニバーサルの思い出復刻版もある。

  こちらの版限定で、地上波放送時の日本語吹き替え版が収録されている。TV放映時版の方が好きだったという方は・・・と言いたいが、そのせいで変にプレミアついているので、それらが完全収録されたBlu-ray版出るのを気長に待っていた方がいいような気もします。