今公開しているアニメ版ではなくて、ふと懐かしくなってオリジナル実写版の方を観てみた。22年前の映画と考えると、色々と感慨深い。
ストーリーはあってないような感じだけど、IF仕立ての構成は今でも結構斬新だなあと思う(元々、特別ドラマの企画から劇場版が作られた経緯)。
この映画の主役は奥菜恵で、奥菜恵しか存在していない映画なのですが、それを引き立たせているのはさすがの岩井俊二監督。 色々なカットから奥菜恵の背景とストーリーを想像させる演出はすごい。
奥菜恵という素材と岩井俊二監督の演出と物語性が完璧に噛み合った瞬間を捉えたという意味でこのま映画は価値があると思う。映画全体としてはまあ・・・うん、ではあるけれど(笑) 平成一桁台の流行りとかカルチャーの断片がちりばめられているので、その頃に小学生くらいだった人は見ても損はないかもしれない。
今やってるアニメ映画版はストーリーは知ってるし、この映画が「君の名は。」ではないことも知っているので、他の映画も気になるなあと二の足を踏んでいるのですが、シャフト作画&広瀬すずの一点突破で観に行くか迷い中。

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