実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

超ポジティブで情熱的。映画「グレイテストショーマン」を観た。

 近くの映画館で観ようとしたら完全に満席だったので、数駅遠くの映画館まで観に行った映画。

グレイテスト・ショーマン (字幕版)

  感想。最高にエンタメミュージカルしていて面白かった!  実在のアメリカの興行師P・T・バーナムの半生を軸に、ミュージカル映画に仕立てている。主人公が自らをペテンだと、「高尚な」芸術の対極にある娯楽であると認めた上で進んでいく様がとても良く、格好良い。

 主演はヒュー・ジャックマンで「ウルヴァリン」の印象が強かったけど、この映画ではハマり役でとても合っていた。あと「ハイスクールミュージカル」「ヘアスプレー」のザック・エフロンも出ていて、個人的にはかなり久しぶりの顔(笑) バーでの掛け合い(交渉)のシーンがテンポとリズム感が良くて面白かったし、二人のキャラがよく出ていた。

 この映画は基本的に前向きで、どのシーンも何度も繰り返し観たくなるくらい良いんだけど、特に一番好きなのはフリークス達をスカウトして、だんだんとサーカスの人気が出てきて、名声を得ていって浮かれたヒュー・ジャックマンに、お前たちはあっち行ってろとばかりに扉を閉められてしまい、フリークス達が落ち込むけど、すぐに発奮して顔を上げて「This Is Me」を歌い出すシーンがすごく好き。いや、本当に心震える良いシーンでしたよ、自分にとっては。

 

 ↓のメイキング映像で歌っている曲が「This Is Me」で、このワークショップの映像も熱いんで、是非観てほしい。初顔合わせで、初セッションなのに、だんだんと場の熱量が高まっていく様子が肌で感じられてメチャクチャに熱い! そして、一人の人間(レティ)に呼応するかのように周囲のノリが良い! 互いが互いの限界を引っ張っていくように盛り上がっていくんですよ。この映像を観て、何か感じるモノがあった人には、是非見てもらいたい映画ですね。 


ヒュー・ジャックマンも感涙!映画『グレイテスト・ショーマン』「This Is Me」ワークショップセッションの様子

  あくまでバーナムの生涯ではなくて半生を描いているので、全編に渡って不幸も不運も吹き飛ばしていこう! って感じで良かった。ラストのザック・エフロンとのやり取りも最高に良いし、この映画には存在しないけれど、この後に史実のバーナムにどういったことが起きるのか・・・とか少し思いを馳せてしまうくらい、最初から最後まで明るくて楽しい映画だった。

  音楽も思わずサントラ買いたくなるレベルで良くて、観ているとテンションが上がってくる良い映画だった! 話の構成上、義父との確執とかネガティブなシーンもあるんだけど、次の瞬間(シーン)にはすぐに気持ちを切り返していて、そんなものはさっさと追い抜いて吹き飛ばしていこうという、スピード感がある。気持ちがグッと上がってポジティブになれる、万人にオススメの映画。

 

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)