実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

2023年に聞いた12曲

 2023年で挑戦してたことに、毎月1曲購入して聞くようにするというのがあった。元々、日々の生活の中で音楽を意識して聞くというのはあまりないタイプの人間なのだけど、ふとやってみようと思ってやってみた。サブスクとか聞き放題とかの御時世の中で、あえてなんか理由を探して自分で選んで、それを聞き続けるという修行みたいな行為なのだけど、記録として残してみる。

 

【1月】「Subtitle」(Official髭男dism)

Subtitle

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  • IRORI Records
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 ドラマ「silent」の主題歌。ドラマはぼんやり観ていたけど、曲だけはやたらと印象に残っていて、ドラマが終わってしばらくして購入した。スマホにダウンロードしている曲もこの1曲しかなく、隙間時間にこの曲を繰り返し聞いていた時期を経て、意外と音楽聞くの面白いなとなって、それなら毎月何か曲を購入してみようかと思い至るきっかけになったのだった。ドラマはマイナス(過去)からゼロ(未来)まで取り返すまでの話という感じがして、あまり覚えてないけど、今彼と別れるまでかなりウダウダしてたなあというのが印象に残っている。

 

【2月】「abnormalize」(凛として時雨

 アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の主題歌。いきなり二手目で知っている曲に逃げたと言える。今年(2023年時)に新作映画をやるのを知って、テンションが上がっていたのだと思う。歌い出しの所が一番好き。

 

【3月】「Little Green Bag」(ジョージ・ベイカー)

 映画「レザボアドッグ」の曲。これも既知の曲だけど、この頃は仕事の移動時間とか歩いている時に曲をよく聞いていたので、なんかアガる曲がいいなと思って選んだと思う。実際アガる。全然関係ないけど漫画「左利きのエレン」(原作版の第二部)でも「レザボアドック」の冒頭シーンのオマージュだと思われるシーン(チーム朝倉・三橋の発表シーン)があって、ちょうどこの頃にそれ読んでいて連想的にこの曲に思い至ったのだと思う。

 

【4月】「☆ルリア」

 NHKの「おとうさんといっしょ」という番組内の曲。なんかたまたまこの曲が流れてきて聞き入ることが数回あって、印象に残ったのが理由。なんか90年代くらいのアイドルソングというか、ノリがどこかレトロというかノスタルジーを感じさせたので、昔の曲のカバーかな? と思っていたらそんなことはなかった。子供向け番組なので知名度は低いのかもしれないけど、良い曲。

 

【5月】「Where Is My Mind?」(Tkay Maidza)

 Appleのイヤホン(AirPods)のCMで使われていた曲。初めて耳に入った時は衝撃が走った。「ファイトクラブ」の! ピクシーズの! Where Is My Mindじゃん! アレンジされていても一瞬で分かった! まさかアップル製品のCMにカバー曲として使われるとは完全に予想外で、ファイトクラブの曲というイメージがあるのがまた皮肉が利いてていい。

 

【6月】「フロンティア」(中谷美紀

 昔の曲だけど、ドラマ「女医」のオープニング曲。中谷美紀は好きな曲多いけど、ふと聞きたくなったので一曲だけ選ぶとしたらこの曲。英語版の「all this time」も好き。

 

【7月】「無造作紳士」(ジェーン・バーキン

 原題は「L'aquoiboniste」でドラマ「美しい人」で使われていた。懐メロその2。この曲は、メロディも歌い方も歌詞も唯一無二の曲だと思う。

 

【8月】「僕の存在証明」(やくしまるえつこメトロオーケストラ)

僕の存在証明

僕の存在証明

  • みらいレコーズ
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 相対性理論が好きで昔よく聞いていて、最近の曲は何かあるかなと探したらこの曲があったというのが理由。なんか「ノルニル」っぽいなあと思っていたけど、「劇場版輪るピングドラム」の挿入歌と知って納得。こうして並べてみると自分の好みがなんとなく自覚される。

 

【9月】「Land of Confusion」(Genesis

 既知の曲。もしかしたら人生で初めて意識した聞いた洋楽かもしれない。なんか歌詞の世界観がハチャメチャ(まさにカオス)なんだけど、リズムは前向きというか力強さのある不思議な曲。

 

【10月】「Dynamite」(BTS

 人気過ぎて色々な所で流れていたんだろうけど、数ヶ月間、曲名も歌手も分からず、ただ歌い出しの所(もちろん何て言っているかは分からなかった)とリズムが耳に残って、ひたすら頭の中でリフレインしていた曲。なのでなんとなく思い入れがある。↑のように何の言語化もできない分からないは、本当に何も分からないんだなということが分かった。この曲が流れている時に、近くの人に「すいません、この曲は何という曲ですか」と聞いて判明した。

 

【11月】「君の花~3rd session~」(給食ボーイズ)

 ドラマ「おいしい給食」の主題歌のシーズン3ver。これは買わねばということで購入。相変わらず良い曲。もっと色々な人に聞いて欲しい。一番好きなボーカルはシーズン1ver。

 

【12月】「Let It Go~ありのままで~(日本語ver)」松たか子

 映画「アナと雪の女王」の挿入歌。映画は昔観たけど、歌自体はあまり知らなくて、サビ以外ってどんな歌詞だったっけと思って購入。

 

【まとめ】

 リリースから3年以内くらいの曲が6曲、洋楽5曲、アニソン3曲とまあまあ自分としては新しい挑戦できたかなという気がしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うまそげよ流行れ! ドラマおいしい給食Season3放送開始

 10月から放送開始しているけれど、諸事情によりようやく見始める。一作目から追いかけてきたファンとしては楽しみで仕方がない。Season2の劇場版の感想で予想していた通り、北海道編が始まった。しかも劇場版も来年2024年に公開予定なのも嬉しい。

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 キー局では放送していないので、番宣もほぼされていない中でシーズン3まで作られて、なおかつ劇場版も作られているということは、かなり「うまそげ人口」が多いのか? と思ってしまうが、周囲で見ているという人はあまり聞かない不思議。まあキー局で放送してないので、見れない地域もあるのだろうけど。

 あと、今回はノベライズもドラマ放送と同じタイミングで出版されていたし、いつもの主題歌「君の花」も音源が発売していたのても嬉しい(早速購入した)。しかし、ノベライズはドラマを見てから読むと決めているので、しばらくはお預け。

 

映画「劇場版おいしい給食 卒業」を観た。

 個人的超大人気ドラマシリーズの劇場版第2作。上映開始直後に映画館で観たんだけど、上映している映画館が近所になかったので、電車で90分くらいかけて観に行った。前作はコロナの関係もあって映画館で観れなかったので、今回は映画館で観れて良かった。公開から日が経っていないのもあってか、一番小さいハコでも6割くらい入っている体感で、家族から小中学生・老人まで幅広い客層の印象があった。公開から日が経っていないのにパンフが品切れだったのも驚いた(後日、別の映画館で購入)。

 面白かった! この作品のファンとしての感想はそれに尽きる。「あいつ! ブドウ糖を作っているのか!?」「食を分けるということ、これはもうつまり配偶者です」などのパワーワード(台詞)もあった。何はともあれ、今回で甘利田先生と神野君の戦い(?)は終結して、文字通り卒業。実質的なテーマとしては卒業というよりも、おいしくない給食あるいはVS栄養士という感じだった。

 今回の給食パートはそんなテーマ的な部分もあって、全部がカタルシスという訳ではなかったが、導入部の一食目、違和感の試食パートからの対比的な二食目、そしてパーフェクトなラスト給食という構成だった。ラスト給食は1(TV版)のラストと重ねるようにカレー銀シャリというのも趣深い。あと1回目の給食パートで生徒たちのナポリタンの話に突然大声でカットインしてきたりして、完全にリアルの事象ということが証明されてしまった。※注釈として、TV版の2の時点で甘利田先生の奇行がバレているということがバレていたんだけど、1のTV版・劇場版ではまだ甘利田先生の精神世界というかイマジナリー奇行の可能性が残っていたのだ。

 舞台が80年代という設定ということもあり、試食の時の変装(私服)もアメカジのサングラススタイルで80年代っぽさと同時期に上映されていた「トップガン」ぽさもあった。あとはウイスキーボンボンの2日酔いで見せたキレッキレの酔拳や試食会場からの脱出アクションなど甘利田先生役の市原隼人のアクションも堪能できる。

 ストーリーの本筋はまあザルガバなのは否定しないけど、この映画はそこが焦点じゃないのはこの作品を追いかけてきた人間なら自明のことで、卒業式のシーンも描かれないのは驚いたし(片付けのシーンのみ)、全体的に甘利田先生以外の登場人物はバックボーンが薄いし、それは同時に先生の視点でもある。基本的には給食以外に、あとは神野君についても給食と教育学科(常節高校への進学)くらいしか関心がない。

 やはり一番の見せ場はラストシーンで、放課後の教室での空気、2人の会話のリズム、ファンにとっては最高にエモくて全てが良い。先生へのリスペクト、神野へのリスペクト、志望動機の「バレバレだ」には思わずニヤリとしてしまう。同じ給食道を進むが、神野君の野望に目を細める先生の表情とか、先生から神野君への贈り物であるロールケーキは、1のTV版での冷凍ミカンのアンサーになっていて全ての歯車が嚙み合ったラスト給食だったのを改めて感じる。

 あと今回はほんのりとキューピットにもなっていて、神野君教育実習生編の他にも甘利田先生北海道編の可能性も匂わせてくれてありがとうという感想。地味に2のTV版ラストのイカ飯が伏線になっていたな、そういえば。あと甘利田先生が勤続12年ということもさりげなく分かった。

 まあ全体的に素晴らしいまとめ方で、まさに卒業という感じ。ラストのラストシーンである中学校の校門の前で「じゃっ」みたく互いに振り返ることもなく、それぞれ反対方向に歩いていくシーンが本当に良かった。

 

 

ライブアライブ⑨最終編

 ラストの最終編を始めたが、いつの間にかクリアしてしまった。なので、やり込み度は★★★。

 主人公は功夫編のサモを選択。最終パーティはサモ・おぼろ丸・高原日勝・アキラ。サモとおぼろ丸とアキラは最強装備ゲットして、アイテム取りに行くつもりで魔王城に突入したら、そのままクリアしてしまった。ラスボスはSinオディオで、これはリメイク版オリジナルだと思う。各時代のボスを撃破してからのラストバトルの演出は激熱だった。これを見れただけでも、旧作ファンはリメイク版をプレイする価値はあると思う。実は最終編って世界観がツギハギだし、あらゆる部分で作業感がすごいあって、一番好きじゃなかったけど、ああいうラストが待っているなら、まあ悪くないかなと見直した。作業感が消えるわけではないが。

 ちなみにポゴ・キューブ・キッドは全然育成していなかったので、ボスラッシュで一番ヒヤヒヤしていたのはキッドだった。マシンガンの射線にいたら一発で即死だったので。