実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

2017年11月に観た映画

11月(1作+試写1作)

  1. マトリックス レボリューションズ」
  2. 「HiGH&LOW THE MOVIE3 Final Mission」(試写会)

 

 11月はあまり観なかったけど、ハイロー繋がりでPKCZ×HiGH&LOW 完成披露試写会&PREMIUM LIVE SHOWに行けたのが本当に良かった。去年からハイローにハマり、ついにライブ参加までという意味でも感慨深い。2017年の良かったことランキングベスト3は間違いない。

 

2017年10月に観た映画

10月(2作)

  1. マトリックス リローデッド」
  2. 「アトミックブロンド」

     

    ippaihaten.hatenablog.com

      

 今月は少なめ。「アトミックブロンド」は結構良かったので後でちゃんと感想書く。

 

 あと、ついにAmazonプライム会員になりました。あれだけ利用しているのに今までなってなかったんかい!という感じですが、Fireタブレットが欲しくなって買おうと思ったら、プライム会員なら割引クーポンが使える(プライム会員の年会費とほぼ同額)と知ったので加入を決意した次第。ちなみに加入後の30日間はお試し期間で、クーポンが発行されるのは30日後の正会員になってからなので注意。

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Fire HD 8 タブレット (Newモデル) 16GB、ブラック

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 これで一応(自宅回線が貧弱すぎてつらい)プライムビデオも観れるようになったんで、ぼちぼち活用していきたいと思う。

 その他の最近の買い物はスーパーファミコンミニを買ったのと、

  メガテンのリメイク新作の限定版を買ったのが最近の大きな買い物。

   新キャラ&追加ストーリーが主なリメイク内容っぽいですが、元々は10年くらい前のDSのゲームだったんだなあと思うと感慨深い。

真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY

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  メガテン原理主義者(?)としては、この前正式ナンバリングタイトルが発表されたスイッチも買わなきゃならなくなりそうで財布が辛い(笑)

陸海空の闘い。映画「ダンケルク」を観た。

 前情報なしでふらりと映画館に入って観てきた。 

DUNKIRK

 感想。戦争全体のスケール感と、陸海空で行われているそれぞれの人間の闘いのスケール感の対比が秀逸。ただただ画面が静謐なのが素晴らしい。どこまでも広がる風景を目の前にした時って、音が視界に追いついてこないというか、シンッとした瞬間ってあるじゃないですか。山の頂上から風景を一望した時とか、人も船もいない海を眺めた時とか、そういう瞬間。 それが映画で再疑似体験できたのは凄いと思った。

 舞台は第二次世界大戦中のフランス領ダンケルク。ドイツ軍の猛攻に追い詰められた英仏軍はイギリス本土であるグレートブリテン島へ海を越えて撤退しようとするが、陸海空とドイツ軍の包囲網が迫っていた・・・というのが話の筋。

  なので、ドイツ軍に追い詰められ浜辺でイギリス本土からの救援を待つ英国兵(陸)、イギリスからダンケルクへ救援船を向かわせるイギリス人船長(海)、ダンケルク脱出を妨害しようとするドイツ空軍と脱出を助けようとするイギリス空軍パイロット(空)の3つのシーンが切り替わりながら話は進んでいくんですが、戦場(敗戦中)でもあり、それぞれのシーンの主人公が無言(孤独)でもあるため、台詞や音が極端に抑えられている印象がある。だけど、戦争と個人のスケールの対比を際立たせていて素晴らしいと思った。

 実はこの映画、デジタルよりも高解像度のIMAX70mmフィルムで撮影されている映画のようで、通常の映画館では画面の上下が何割かカットされてしまっているのでIMAX対応の映画館で観るべき! なんて言われているよう(観た後で知った)。というのも、カットされた部分では常に海の向こうのイギリス本土が見えているという話を聞いて「マジかー! 観たいぞ、それ!」と本気で思った。その意味は映画を観たら分かる。そういう話を聞くと、IMAXで観ても良かったかなと思えるくらい良い映画だった。 

  

 

騙そうとする人間を騙すのが愉快。映画「アトミック・ブロンド」を観た。

 前から気になっていたので公開日に観てきた。 元々はこの映画の監督が「ジョン・ウィック2」の監督をする予定だったらしいのだけど、納得の世界観で満足な傑作。

ポスター/スチール写真 A4 パターン2 アトミック・ブロンド 光沢プリント

  冷戦終結直前のベルリンを舞台にしたスパイ映画で、シャーリーズ・セロンの美しさとキレッキレのアクションを堪能するだけでも価値ある映画。時代設定的にも今まであまり観ていなかった時代の話だったので新鮮な気分で楽しめたのも良かった。

 とは言え作中ではやや説明不足というか、一つの舞台に登場人物が錯綜していて分かりにくい部分は確かにあったので、混乱したくない人はチラシとか公式ページの人物紹介(誰がどこのスパイか程度)をさらりと見ておくと良いかも。

 舞台の背景としては、第二次世界大戦が終わって、その後に突入したアメリカとソ連が対立する冷戦時代も終わろうとしている中、敗戦国のドイツの首都ベルリンは占領国であるソ連、アメリカ、イギリス、フランスの各国のスパイが入り乱れて活動しているという情報戦の最前線。そんな中で自国のスパイの謎を調査するために陰謀と諜報の坩堝ベルリンへ向かうという導入。基本的な時系列はコトの全てが終わった後で、MI6(イギリス)のスパイであるシャーリーズ・セロン演じるロレーンが取調室で事の顛末を語るというスタイルのストーリー。

 「キングスマン」では義足の殺し屋ガゼルを演じていたソフィア・ブテラがフランスのスパイ役で出てきたのは嬉しい。性格が気弱なスパイ(&百合)なのはギャップがあった。

 この記事のタイトルにも引用しているけど、この映画は「騙そうとする人間を騙すのが愉快」という台詞と、ラストである人物が歌うように宣言する「ベルリンという街を愛している」という台詞に尽きると思う。後半の台詞なんて、なんでこうなったかという理由の全てが込められているし、一人のスパイが陥った顛末という意味でも説得力がある。 

 80年代の終わりを80年代のナンバーをBGMにしながら疾走するのも良いし、アクションは意外と泥臭いけど、シャーリーズセロンがひたすらカッコいいのでオススメのスパイアクション映画。

  ソフィア・プテラとか、イギリスのスパイのコードネームが「パーシヴァル」と円卓の騎士が元ネタだったり全体的に「キングスマン」を彷彿とさせるので、併せてどうぞ。

  自分が気付いていないだけかもしれないけど、最近はスパイ映画増えたような気がする2017年。