実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

ライブアライブ⑥西部編

 セミファイナルは西部編。まあ幕末編は最初か最後になるのは自分にとってはいつものこと。やり込み度は★★★★。

 これもリメイクが細部の演出を補強していて良い感じだった。西部の町とか荒野のマッドマックス感とかがムービーで演出されていて良い。

 あとリメイク版はシステム的に親切になっているので、アイテムの場所が光っているので時間ロスがかなり少なく済むし、落ち着いてトラップを設置できるので難易度は低くなったと思う。逆にバトルシステムが再調整された結果、ボス戦での部下全員殺し(要するにノートラップ)の難易度が上がっているような気がする(未挑戦)。

 最終的には何かの取り忘れか設置忘れか、部下は2人残った。SFC時代も何だかんだで一人は残っていた気がする。なのでやり込み度は星4つにした。あとはアニーのシミーズ(リメイク版では日記)でビンタ発動させたりくらいか。

 ボス戦の感想。ガトリングの射程が増えてるううう!? なので初見と2回目は普通に死んだ。まあキッドは相変わらず弱くて、マッドのサイドワインダー命という感じで介護プレイしてたのはリメイクでも変わらなかった。キッド縛りとかでクリアも面白そうだが、ストレスが溜まりそう。

 でも西部編のバトルはかなり好きで、互いに銃を武器にしてるが故の射程の長さと、自分が当てられる間合いは相手も当てられる間合いという思想は超好き。なのでマッドとの決闘はキッドの弱さにヒイヒイしながら闘うのは緊張感がある。あ、ちなみにマッドは生かすルートにいつもしている。さあ次はラストの幕末編だ。

 

ライブアライブ⑤近未来編

 次は個人的に期待を高めていた近未来編。なんてったってブリキ大王だから! オープニング曲があるし、ロボットものでキャラデザが島本和彦という今も昔も最高の布陣と言えるシナリオ。やり込み度は★★★★★。やり込み要素は少ないが、やり込める部分は全部やったという意味で。

 全体的にリメイクの良さが光るシナリオだった。本筋は変わらないし変えられないが、細部を上手くリメイクで生かしている印象。まずはオープニング曲にボーカルがついている! そしてオープニングムービーの演出も良い感じに補強されている。やはりブリキ大王の演出に全力を注いでいて、巨大感や重厚さの演出が良くて(オリジナルのSFC版のブリキのロボットという感じのチープ感も悪くなかったけど)、今までのシナリオの中で一番リメイクの良さが出ていると思う。

 当時は意識していなかったけど、漫画「アオイホノオ」で庵野監督との愛憎を知った上で見ると、敵側の「液体人間」という思想はまんまエヴァの「Air/まごころを君に」というか旧・人類補完計画じゃん! ってなるし、それを否定する側の主人公たち(アキラと、なあ、そうだろ松!)という島本和彦からのアンサーという構図として読めるので熱い。

 やり込み要素は小イベント発生(妙子のパンチとか便所ワープ)とタロイモの武器コンプリートくらい。改造の閃きもテンポよくなっているのでストレスなくいける。

ライブアライブ④SF編

 少し箸休めにSF編。基本的に一本道のシナリオで、やり込み要素は★★★。

 まずはベヒーモスが格のあるサイズになっていて迫力がありカッコいい! 基本はお使いゲーなのでやり込み要素は薄い。ミニゲームの「キャプテン・スクエア」は未クリアで、各死にパターン経験して、船員評価を見に行ったくらい。

 なんか演出の変なタイミングがあったのはマイナス。伍長とベヒーモスの所とか。緊迫感が薄れてしまったのは残念。

 あと説明ちゃんと見てなかったせいなんだけど、リメイクはダッシュがないのか。なのでキューブは何度か放水されて死んだ。Bダッシュ自体が死語か。

 オリジナルをプレイ時はこのSF編のキャラデザの漫画家だけ「誰?」とピンと来てなかったんだけど、今プレイしたら「ああ、『ミステリと言う勿れ』の人か!」と約30年越しの得心。そう考えるとシナリオ内の台詞回しとかあの漫画のビジュアルで脳内再生され、そりゃあギスギスするよなあと船内の人間関係に説得力とコクが少し出て良かった。良かった?

 

ライブアライブ③功夫編

 プレイするシナリオの順番がだんだん決まってきた。決まったというか単純に昔やっていた順番をなぞっているような感じ。そんな感じで今回は功夫編。やり込み要素は★★★★。

 今回はサモを後継者にすることにした。ちなみに初プレイ時はユンにした。王道だと思ったからだ。あとはほとんどレイでプレイした。紅一点でそこそこ強いので。今回はレイの声がイメージと少し違ったのでサモに決めた。

 まずはOP。岩がデカい! 岩がデカい! いいぞ! とテンションが上がる。

 弟子集めの途中で虎で修業。弟子を連れて師範の家に戻らずに、竹林に出現する虎で実はレベル上げできて、教えてないのに心山拳の奥義を覚えてしまうのだ。

 そんな感じで2~3レベルくらい上げた結果、かなりシビアな稽古になった。戦闘システムがSFC版に比べてリニューアルされた結果、弟子が割と反撃してくるし、サモは体力・耐性が高いし攻撃力も高いので気を抜くと普通に負ける。これはこれで面白くて、「老師」としての戦い方にならざるをえなくて面白い緊迫感。具体的には山猿拳と老狐の舞などを駆使して間合い取りながら行動不能にして削っていくスタイル。いや、本当にサモがシマリス脚覚えてからが本当の地獄だった(反撃技でも使うし、距離を取ってると容赦なく使ってくるし、ダメージが本家よりも大きい)。ガチでレベル上げしてたらヤバかったかもしれない・・・末恐ろしい弟子だ。

 その後は割とサクサク。ボス前の連戦も、サモの修行に比べたら大体ザコに感じるし、サモの打撃力が凶悪になっているので頼もしい。レアドロップはなかった。

 あと忘れてはならないのは銅鑼がデカい! 銅鑼がデカい! いいぞ! とテンションが上がる。

 今までずっと勘違いしていたけど、奥義の名前は「放牙連山拳」じゃなくて「旋牙連山拳」だったのか。ずっと放牙だと思っていた。

 名シーンはリメイクされたことでさらに名シーンになっていた。奥義・銅鑼・岩、最高すぎる。岩はなんか演出の流れが少し変というか違和感あったけど、全体的に満足な出来で良かった。