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実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

2016年の初映画「ストレイヤーズ・クロニクル」(後半ネタバレ)と今年の目標

映画

どうもあけましておめでとうございます。昨年も細々と更新していましたが、今年も細々と更新していきますのでよろしくお願いします。

■2016年の目標

とりあえず今年の目標を掲げておく。

  1. 映画を50本以上観る。
  2. ブログのPVを100PV/Day以上を目指す。

1の目標について。実は昨年の目標が60本以上観るだったんですが、余裕の76本でした。その割には映画の感想があまり書けていないので、少しペースを落としてみようかなという試み。

 

 2の目標については、昨年が大体25PV/Dayだったので、今年は3ケタPVを目指して更新していきたいと思います。とりあえずは更新頻度(≒映画の感想)を上げれれば良いなと。

 

■2016年の初映画「ストレイヤーズ・クロニクル」

そんなことを言いつつ早速、正月に映画を借りて観たよ。 一応ネタバレ配慮してます。

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 原作小説は未読。能力者バトルものみたいなイメージで観たら、そんな感じでもなかった。青春小説・・・でもないような。主人公役の岡田将生も悪くないけど、染谷将太の演技は良かった。後の8割くらいの役者の演技は、ちょっとなあ。能力者≒社会不適合者という演技なら凄い演技力だけど、ほぼ全員が棒すぎる。

 あと、能力者バトルというほど、能力をみんな使わない。原作ではどう描いているのか分からないが、異能という時限爆弾を抱えた少年たちの青春群像みたいな話がやりたかったのかなとは思う。そういう意味では、映画での再現率は半分以下だと思う、残念。 でも方向性としては、能力者の苦悩と希望を描いた話なので、「モンスターズ」を少し思い出す。 あれはあれで「どうしてこうなった」という珍作感はあるのだけれど・・・。

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いつもの箇条書き感想。

  •  作中の対立軸はカッコいい。能力者を作るのには2つのラインが存在していて、ひとつが精神的にストレスを与えて能力を発現させる方法。もうひとつが遺伝子工学的なアプローチで能力を付与する方法。前者が主人公たち(スバル)で、後者がそれに対立する集団(アゲハ)だ。
  • チーム・スバルは自分たちを作った大人たちの監視下に置かれて、汚れ仕事を請け負いながらも、普通の生活を送っている。
  • そして、チーム・アゲハは実験施設の閉鎖と共に逃走。誰からも支配されずに、自分たちを作った大人たちに復讐を誓うアウトロー集団に。
  • それぞれの方法で開発した能力の代償は短命であること。スバルたちは能力を使いすぎると廃人化してしまう「破綻」の危険を抱えていて、アゲハたちは遺伝子操作の影響か老化速度が速く、生殖能力も失われている。
  • 詳細は違うかもしれないが、大体そんな感じ。この対比は設定的に結構好きなんだよなあ。しかし、能力バトルというほどバトル演出はない。能力も、たとえばジョジョのスタンド戦のような相性とか戦略みたいなものはない。それは物語の本質部分ではないし、求めるなってことなのかもしれないが、あらすじ聞いたら求めてしまうし、そしてがっかりしてしまうのも仕方がないなあとは思う。
  • 「モンスターズ」繋がりじゃないけど、染谷将太はポスト藤原達也になりうる、みたいな印象を持った、なんとなく。
  • 染谷将太演じるアゲハが、スバルの能力をぶつぶつと分析するシーンは、かなり好きだ。

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 以下はネタバレ含むので「続きを読む」からどうぞ。

  • まずは各メンバーの能力を説明してくれ。話はそれからだ。スバル側の方はかろうじて分かったけど、アゲハ側はよく分からないままだ。特に身体を硬質化する男とキスすると死ぬ女。どういう能力or何ができないのか曖昧なまま登場し、曖昧なまま死んでいった。
  • キスすると死ぬ能力持った女、衣装に着られている感じがすごい。何だろうこの違和感は・・・と思ったらまだ10代と知って、納得。今でも大人びた顔立ちだけど、あと5年後や10年後に同じ衣装着たらかなりセクシーに着こなせていると思う。あと自衛隊の隊長(?)とのロマンスは謎だった。いや、自分をかばって助けてくれて一目惚れしたけど、失恋したという流れを描いてはいるけど、雑すぎる。

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  • 相手にキスすると死ぬか気絶するんだなというのは、シーン描写で分かるんだけど、キスするまでに相手や周囲の人間が茫然としている理由は説明されていないんだよ。
  • 主人公たちが施設にいた子供時代の回想が序盤と中盤と終盤に挿入されるんだけど、終盤のは特に唐突感がある。言いたいことはわかる。おそらく原作の小説でもそういったニュアンスが描かれているのだと思われる。だから、この唐突感は原作のニュアンスを表現しようとしたけど、脚本に上手く落とし込めなかったのだと予想。原作には元々なかったけど、脚本化の中で入れたオリジナルにしては、ちょっと雑な感じがする。
  • 役者は監督の方針か、積極的に若手俳優を起用しているのだと思う。社会不適合者な能力者の子供たちを、若手のぎこちない演技とマッチさせようとしたのは試みは新しい。でもあまり上手く効果は出てなかったのは残念。
  • この話は、能力者だけど生殖能力を持つ女の子アオイが、短命を宿命づけられている能力者たちの「希望」としてキーポイントになっている。初登場時にバッチリ能力(気配探知?)使っていたけど、中盤から無能力者だから寿命が長いし生殖能力もある≒みんなの希望という設定にすり替えられていた。
  • 無能力者のくだりは、好意的に解釈したらチーム・アゲハの中で一人だけ相手を殺す能力がない、という意味なのかもしれないが、そんなことは一言も言ってなかったような。
  • そんな中で、アオイが隣の部屋に住む大学生に好意アピールされるシーンがあって。そこに突然、今話題のゲスの極み乙女の挿入歌が流れ出すんですが、思いましたね。「あっ、滑ったな」と。アオイに大学生への恋心が芽生えたシーンなら納得だけど、そこまで大音量の挿入歌を流すシーンではなかったよなあ。
  • 江口洋介似の黒幕「妻が公園で死にそうになっていたのに誰も気がつかなかったから妻は死んだ」=「人は他人に無関心だ」=「無関心な人間に絶望したから殺すわ」という理由で、死んだら致死性ウイルスを撒き散らす能力者(染谷将太)を半殺しにして、銃を突きつけて公園に連行して、誰かが死にかけた能力者に気付くのを待つという高度な自殺を図ろうとするんだけど、と自分で書いてて頭がおかしくなりそうだ。
  • 死んでもウイルスを撒き散らさない方法は「生きている状態でガソリンなどで燃やす」なんだけど、公園で色々あった末、突然場面が切り替わり染谷将太が燃やされていると思われる炎をみんなで囲んでいる。理由はおそらく時間がないから。別れの演出も特にないまま問答無用で燃やされる染谷将太そこだけやたらドライ。
  • 全員それぞれの思いというか動機があるんだけど、突然叫ぶように独り言で言わせたり、行動が矛盾していたり、たぶん脚本が悪い。俺の理解力は悪くない、たぶん。