実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

最高にエンターテイメント。映画「バーフバリ 伝説誕生」を観た。

 バーフバリ! バーフバリ! これこそ2018年のお祭りムービーだ! 日本公開は2017年だけど、自分が観たのは今年だから関係ねぇ!というスタンス。

バーフバリ 伝説誕生(字幕版)

 マッドマックスFR(怒りのデスロード)やハイロー(HiGH&LOW)のような爆走お祭りムービーを観ることで人生のクオリティが上がる人は多いと思うので、そういうのが好きな人は観て損はない映画。

 インド神話を元ネタにしたインド映画なんですが、この映画では三代に渡る王の物語という壮大なストーリーで、まさに叙事詩。インド映画なので、歌と踊りももちろん入ってくるけど、ミュージカル調というよりかは、活躍しているキャラのキャラソングが流れるという感覚に近い。

 この映画は大きく分けて前半と後半に分かれるんだけど 後半の回想シーンの密度が異常に高くて、回想シーンが実質メインという面白い構成。その中でも戦争シーンが激熱で、謎の無双マシーンで暴れる王族と、ちぎっては投げで吹き飛ぶモブ敵達という爽快感がある。

 でも一番好きなシーンは序盤で、主人公に攻撃をかわされる度に、だんだんと美ジュアルコーディネートされていくヒロインのシーン。あと登場人物の感情の激しさが半端ない。主人公バーフバリの母親が小枝を拾い集める理由が壮絶な伏線過ぎて、そして絶対に回収される伏線だなと思うと面白かった。あと王の側近であるカッタッパのスライディングからの最敬礼が良かった。

 全体的な話のスケールと、キャラの感情のうねりが大き過ぎて面白い映画だった。観終わった直後の感想は「まさかの異常に熱い引きで終わり・・・いや、前編だったのか! 続き早く観たい!」なので、続きは後編の感想で。

バーフバリ 伝説誕生 [Blu-ray]

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