実家の犬が踊る

狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり

映画「アンブレイカブル」を観た。

 「スプリット」を観て単純にもう一度観たくなったのと、「ミスターガラス」の復習として再見。

アンブレイカブル(字幕版)

 パッケージ画も、タイトルのアンブレイカブルと真逆でヒビ割れたガラスというのも、改めて見るとニヤリとしてしまう。

 過去に何度か観ているんですが、ここに感想を書くのは初めてっぽい。マーベルとか「ダークナイト」とかアメコミやヒーロー物が好きな人ほど見てほしい超傑作なので、観てくれ!としか言わないので観てほしい。

 今回観た時は、シャマランの変態的カメラワーク(妙な回転や上下反転)が印象に残った。あとはサミュエル・L・ジャクソン演じるミスターガラスの存在感を意識した。タイトルの如く「アンブレイカブル」な主人公ダンの対極の存在としてガラスと呼ばれるほど脆弱な男が、自身の体質や生まれに意味を求めた結果、自分と正反対の存在を仮定し、その実在を確信した瞬間にその対極の存在に成ろうとする話でもあり、味わい深い。

「スプリット」を観て、他の感想を観ていたら「スプリット」に出てくるケヴィンが、既にこの「アンブレイカブル」に出ているという話を聞いたんだけど、確かにそれっぽい人物(虐待を受けていた子供)はダンのヴィジョンに出ていて、その点も興味深い。

 

 これで「ミスターガラス」に向けた準備は整った! 

アンブレイカブル(字幕版)

アンブレイカブル(字幕版)

 
アンブレイカブル [Blu-ray]

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スプリット (字幕版)

スプリット (字幕版)

 

 よくよく見れば「スプリット」のパッケージ画もヒビ割れたガラスで、多重人格的な分割(スプリット)と同義のガラスがかかっていて面白い。